ファストフード店や喫茶店、ファミリーレストランなどで、レポートを書いている高校生の姿を見かけることは現在では余り珍しくありません。
以前なら勉強は学校か家庭、あるいは図書館で、と言うのが定番でした。
しかし今、家は、食事をする場所であり、寝る場所でもあり、TVを見たり、ゲームや漫画を読んで遊ぶ場所となってしまっています。
頭の中では家庭は勉強をする場所である、と理解していても、体の方がそれを拒絶して家庭は遊ぶ場所だ、と認識してしまっているのです。
これは家庭学習の習慣がついていないからなのですが、この机に向かって勉強をすると言う習慣は、大人になってから簡単にできるものではありません。
小学校の低学年のうちに机の前に座って一定の時間勉強をする、と言うことを身体に覚えさせなければならないのです。
ここで家庭教師が重要な役割を担ってきます。
低学年のうちに塾に通ったり、家庭教師をつけたりしても余り効果はない、と言う意見もあります。
確かに学習面については、家庭教師を早い時期からつけたからと言って、それ程大きな差がつくわけではありません。
大切なのは、家庭で勉強をするという習慣を身体に覚えさせることです。
家庭教師との勉強をする場所は言うまでもなく家庭です。
家庭教師をつけることで、家庭教師との時間は嫌でも机に向かって勉強をすることになります。
低学年のうちに机で勉強をするという習慣を身体に覚えさせることが目的なのです。
この習慣が身についていれば、勉強をしようとしたにも関わらずTVや、ゲーム、携帯電話などの誘惑に負けることはなくなるでしょう。
家庭教師は家庭学習において、実に大きな存在となっているのです。