学習の進度から見る塾との違い

塾と家庭教師は非常によく比較されます。


どちらにもそれぞれメリットとデメリットがありますし、家庭教師の方が適している生徒、塾の方が成績が上がるだろう生徒、と本当にさまざまです。


普通、塾には学校と同様のカリキュラム、と言うものがあり、これに沿って毎回の授業が展開されていきます。


理解が早く授業を十分に理解できるのならば塾で何の問題もありませんが、理解に時間がかかる生徒の場合、授業を理解しきれていないまま次へ進んでいくことになってしまいます。


塾としても1人の生徒にかかりきり、と言うわけには行きませんから、クラスのおよそ3分の2が理解した時点で次へ進んでいくこととなってしまいます。


塾によってはこういった生徒の為に、個別指導という形で補習授業を行っていますが、全てに対応し切れているとは言いがたいのが現状です。


これに対して家庭教師ならば、生徒と1対1で授業を進めることになりますから、生徒の理解度に合わせて家庭教師が説明をして行くことや、納得しきれていない部分を重点的に説明して理解させることができます。


生徒がわからないと言う所は、理解するまで何度でも説明をし、その生徒に合わせた授業の進行をして行くことが可能となります。


これは家庭教師のメリットでもあり、同時にデメリットにもなって来ます。


と言うのは、家庭教師には、塾には必須のカリキュラムがありません。


授業の進行は、生徒の理解度によって家庭教師が判断して裁量して行くことになります。


従って1つの項目の理解に時間がかかりすぎると、授業がなかなか先に進まなくなってしまったり、成績が上がってくるのに時間がかかってしまうのです。


また、塾と違って情報量が少ないので受験のための情報がすぐに手に入りづらい、と言うことも塾と家庭教師との大きな違いでしょう。

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