モチベーション

家庭教師は原則として1対1で授業を行います。


これは、非常にキメ細やかで行き届いた指導ができると言う大きなメリットがあります。


特に授業に躓きかけている生徒の場合、家庭教師からのフォローを受けることで、苦手を克服して次のステージへ進んでいくことができます。


このように家庭教師をつければ、自分のペースで学習を進めていくことができるのですが、家庭教師の場合には生徒が1人だけです。


つまりライバルの存在がないのです。


これは勉強だけでなく、スポーツなどの場合にも言えるのですが、ライバルの存在が自分自身を強くしていくことがあります。


例えば塾では定期的に学力診断テストや合格判定テストがあり、自分の位置を確認できますし、塾によっては成績でのクラス分けを頻繁に行って、生徒の競争心を煽っています。


塾内テストの点数や順位を常に発表して席順を決めている塾も少なくありません。


このようにサバイバル状態の塾と違って、家庭教師との勉強を選択すると、教師と生徒の2人だけで学習していかなければならなくなります。


二人三脚でじっくりと学習できる反面、競争相手がいませんので、学習に対する意欲が薄れてしまう、と言うモチベーションの低下が危惧されます。


家庭教師との学習でもモチベーションを保ち続けるに大切なことは、まずはっきりとした具体的な目標の設定です。


志望校と言う目標でなくても、次のテストで何点以上を取る、と言う目標でも構いません。


常に具体的な目標を設定しておきましょう。


家庭教師自身の高い指導能力が必要なことは言うまでもありませんが、定期的に外部の学力診断テストなどを受けて、自分のポジションを知っておくこともモチベーションを維持して行くためには必要です。

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