国語の家庭教師は、最も結果が明確に出にくいジャンルかもしれません。
国語と言うのは、長年の生活習慣や読書、報道に接することなどで身についたボキャブラリーや表現の言い回し、読解力が物を言う教科です。
国語が苦手だからといって、あわてて家庭教師をつけても、短期間で効果が現れる物ではありません。
では国語の家庭教師は国語の苦手な生徒をどのように指導するのでしょう。
国語は日本語だから、日本人である以上何とかなるだろう、家庭教師は英語や数学にこそ必要だ、と言う考えは大きな間違いなのです。
特に受験用の国語の長文の説明文は、配点も大きく、ここを取るか取らないかで合計点はかなり違って来ます。
ここで大切なことは、自分の思想や固定観念、先入観を捨てて、作者の述べていることだけを読み取ることができるかどうかなのです。
学校などでは、本文の重要な部分に線を引きながら読んでいけ、と言う先生もいますが、国語が苦手な生徒にとっては、重要な部分がわからないのです。
そこで家庭教師が教えることは、説明文を読み取り、点を稼ぐテクニックです。具体的には長文の構造に注目するのです。
例を上げると、接続詞に注目して読み解いていくことになります。
家庭教師の指導で、こういった読み取りのテクニックを身につけることができたなら、内容ではなく外形から、重要な箇所や作者の主張などを読み取ることができるのです。
また、国語の中でも家庭教師をつけることで、割と短期間で効果が出る項目もあります。
それは古文、漢文の分野です。
特に漢文は返り点の法則を理解するだけで、かなりの得点アップが期待できますし、古文も文法に関しては家庭教師をつけることでの効果が現れやすいと言えるでしょう。